都道府県別ブライダルLLMOランキング|1位は石川県、東京は12位

公開: 更新: 著者: 株式会社ドキドキ

ブライダル916社を所在地別に集計したところ、地域ブロックの1位は北海道の57.9点、最下位は東北の52.7点で、その差は5.2点だった。全業種の地域差が2.5点だったのに対し、ブライダルは倍以上の開きがある。15社以上を計測できた25都道府県で見ると、1位は石川県の62.3点、2位群馬県60.8点、3位新潟県59.8点。一方で東京都は57.8点で12位、大阪府は54.2点で22位にとどまった。事業者数の多い大都市が上位を占める結果にはなっていない。

地域ブロック別の平均スコア

916社を8つの地域ブロックに分けた結果は次のとおりである。

北海道 57.9点(35社) 関東 57.6点(198社) 中部 57.1点(198社) 九州・沖縄 56.6点(120社) 近畿 56.1点(161社) 四国 55.4点(49社) 中国 54.6点(72社) 東北 52.7点(83社)

最上位の北海道と最下位の東北の差は5.2点である。全業種3,205社の集計では地域差が最大2.5点だったので、ブライダルは倍以上の開きがある。

ただし北海道は35社と母数が小さく、中央値では62点と平均を上回っている。少数の高スコアサイトが平均を押し上げている可能性があるため、1位という順位そのものより、上位ブロックと東北の間に一定の差があることを読み取るのが妥当である。

都道府県別ランキング(15社以上)

15社以上を計測できた25都道府県のランキングは次のとおりである。

1位 石川県 62.3点(15社) 2位 群馬県 60.8点(16社) 3位 新潟県 59.8点(21社) 4位 福岡県 59.2点(48社) 5位 埼玉県 58.9点(19社) 6位 静岡県 58.8点(34社) 7位 熊本県 58.7点(15社) 8位 神奈川県 58.5点(32社) 9位 岡山県 58.5点(23社) 10位 三重県 58.2点(23社) 11位 北海道 57.9点(35社) 12位 東京都 57.8点(89社) 13位 茨城県 56.9点(16社) 14位 京都府 56.8点(28社) 15位 岐阜県 56.6点(22社)

下位は次のようになった。

21位 長野県 54.9点(25社) 22位 大阪府 54.2点(47社) 23位 山形県 53.5点(15社) 23位 愛媛県 53.5点(15社) 25位 宮城県 51.9点(16社)

上位を占めるのは石川、群馬、新潟といった、事業者数がそれほど多くない県である。

東京12位・大阪22位をどう読むか?

最も事業者数が多い東京都は89社で平均57.8点、順位は12位だった。大阪府は47社で54.2点、22位である。

東京都の内訳を見ると、B評価13社に対しD・E評価が21社ある。愛知県(53社)も同様にB評価3社に対しD・E評価12社、大阪府はB評価4社に対しD・E評価12社だった。大都市圏は事業者数が多いぶん、上位も下位も抱えており、平均に均されている。

一方、石川県(15社)はB評価4社に対しD・E評価1社、群馬県(16社)はB評価1社・D・E評価1社と、下位層が薄い。母数が小さい県では、Web制作を担う地元事業者の傾向が県全体のスコアに反映されやすいと考えられる。

いずれにせよ、競争環境の厳しい大都市ほどLLMO対応が進んでいる、という関係は確認できなかった。少なくとも現時点では、AI検索対応は都市部の事業者が先行している領域ではない。

東北が最下位になった要因は?

東北6県の83社は平均52.7点、中央値53点で、8ブロック中最下位だった。B評価は83社中3社(3.6%)しかない。全国のブライダル平均が11.0%であることを踏まえると、上位層が薄い。

県別に見ると、宮城県が51.9点(16社、B評価1社・D・E評価8社)、山形県が53.5点(15社)、福島県が55.1点(22社)だった。宮城県はD・E評価が16社中8社と半数を占めている。

llms.txtの設置率でも、東北は83社中6社(7.2%)で、関東12.6%、中部12.1%、四国14.3%を下回る。ただし中国地方5.6%、北海道5.7%はさらに低く、設置率と平均スコアの順位は一致していない。

東北の数値は、特定の要因を断定できるほどの分解ができていない。83社という母数では県別の比較にも限界がある。地域として底上げの余地が大きい、という以上のことは本調査からは言えない。

地域別データはどこまで実務に使えるか?

結論から言えば、順位の細かい上下を自社の判断材料にすることは推奨しない。

理由は3つある。第一に、都道府県別の母数が15社から89社と幅広く、15社の県では1社の極端なスコアが平均を1点以上動かす。第二に、収集元の性質上、Web上で発見しやすい事業者に偏っており、県内の全事業者を代表していない。第三に、地域差5.2点に対し、業界内の上位下位の差は33.1点である。地域要因より個社要因のほうが1桁大きい。

実務上意味があるのは次の2点に絞られる。ひとつは、大都市の事業者が先行しているわけではないため、地方の会場でも同じ土俵で勝負できるということ。もうひとつは、どの地域でもB評価は1割前後にとどまるため、地域内で上位に立つハードルが低いということである。

自社の位置は、地域平均ではなく個別の診断で確認するほうが確実である。

調査方法と留意点

2026年7月28日から31日にかけて、国内のブライダル事業者916社のトップページを取得し、5カテゴリ・22項目で機械的に判定した。所在地はGoogle Places APIおよびWikidataから取得した情報に基づく。都道府県別のランキングは、15社以上を計測できた25都道府県に限定して集計している。

所在地不明の事業者、および15社未満の県は都道府県ランキングから除外したが、地域ブロック別の集計には所在地が判明したすべての事業者を含めている。

評価対象はトップページ1ページであり、実際にAIに引用された実績を測定したものではない。

よくある質問

Q. 1位が石川県なのはなぜですか?

15社の平均が62.3点で、B評価4社に対しD・E評価が1社と下位層が薄いことが要因です。ただし母数が15社と小さく、少数のサイトが平均を大きく動かします。順位そのものより、大都市が上位を占めていないという傾向を読み取ることをおすすめします。

Q. 東京都が12位というのは意外ではありませんか?

東京都は89社と母数が最大で、B評価13社に対しD・E評価21社と上下両方を抱えているため平均に均されています。大阪府(22位)、愛知県(19位)も同様の構造です。事業者数の多さと対応水準の高さは連動していませんでした。

Q. 地域差5.2点は大きいですか?

全業種の地域差が2.5点だったことを踏まえると、ブライダルは相対的に地域差が大きい業種です。ただし業界内の上位群と下位群の差は33.1点あり、地域要因より個社要因のほうが1桁大きい点に注意してください。

Q. 自社の地域が下位でも不利になりますか?

なりません。AI検索は地域単位で評価されるものではなく、判定はサイト単位で行われます。むしろ地域内でB評価が1割前後にとどまる現状は、地域内で上位に立つハードルが低いことを意味します。

Q. 都道府県ランキングに自社の県がありません

計測できた事業者が15社未満の県は、平均値の信頼性が低いためランキングから除外しています。地域ブロック別の集計には含まれています。個別のスコアはLLMO診断(LLMO診断)で確認できます。